パパが育休を取得して思ったこと
現在、私は育児休暇を取得している。
取得期間は2022年12月末から半年間程度の予定だ。
幸い、私の会社の上司が育休の取得を快諾してくれたこともあり、長期で取得することが出来た。育休に突入してあっという間に2ヶ月強が経過したが、色々と良い事づくめなため、我が家の事例をまとめてみる。
基本的には、育休中は最低限の収入は保障されるし(最初の半年間は基本給の67%、以降は50%)、取得を望むのであれば利用しない手はない。
制度の詳細については、まとめサイトや厚労省のHPに記載されているので、そちらを参照頂ければと思う。
今回は、我が家のケースという事で、取得理由や良かったことをまとめる。
1.長期で育休を取得しようと思った理由
そもそも、1年半ほど不妊治療に取り組んだ末の第一子のため、子どもができる前から絶対に育休は取りたいと考えていた。その上で、長期で取得しようと思った理由は以下の通りだ。
- 私自身、主体的に育児をしたいという思いが強かった。
- 里帰り出産をしない予定だったため短期間の育休では不安があった。
- 妻の職場がシフト制で私が土日休みのため、妻の復職後のワンオペに備えて育児に慣れておく必要がある。
そういうわけで、長期での育休取得を申し出ることにした。
2.育休取得までのスケジュール
私の場合の育休取得までのスケジュールをまとめると以下のような感じだ。
◎出産予定日:2023年1月1日
・2022年6月 上司に期間を相談
・2022年10月 申請書を会社に提出
・2022年12月末 通常の有休を利用し少し早めに休暇入り
・2023年1月 育休開始(6月末までの約半年間)
さすがに、6ヶ月は厳しいか・・・?と半ばダメもとで申し出たところ、上司にその場で快諾され拍子抜けしてしまった。何はともあれ、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
開始時期がたまたま年末年始だったため、出産を待たずに少し早めに休暇に入れたお陰で、色々な準備や当日のサポート等をスムーズに行えたのはよかった。
3.育休を取得して良かったこと
育休を取得して2ヶ月強が経過した今現在で、良かったと感じることは以下の5つだ。
1)夫婦で家事育児が分担できる
これは言うまでもないが、改めて考えてみても、やはりもっとも良かったと感じる点だ。
本当に、世のワンオペママさん達には頭が上がらない。もし私がワンオペ、週5で育児家事をすることになったら絶対に無理である。多分、パートナーが帰宅する頃には子どもはギャン泣き、私は放心状態になっているに違いない。
子どもの寝かしつけに1時間かかることはざらだし、寝たと思ってベッドに置いた瞬間に泣き始めることも多い。そんな時でも、二人いれば、心がくじけずに家事を進めることができる。(最近はかなり落ち着いてきたが。)
また、我が家では夜間に限らず授乳は全て妻がおこなう(完母のため)。こんなとき、二人体制であれば、夜間対応してくれた妻に、日中安心して休んでもらうことが出来る。
2)将来的な子育てについてじっくり考える時間が取れる
これは実際に育休を取得してみて気付いたことだ。1日のスケジュールに多少なりともゆとりがあるため、育児についての本を読んだり、今後の発育について調べたりすることができる。
そうすると、自然と夫婦の会話も、「〇〇が出来るようになったときに備えてどんな準備をしておこうか?」とか、「初節句はどういう風にやろうか?」というような具合になり、夫婦で育児についてじっくり考えることができる。
また、自作のおもちゃなどを作ってあげることもできる。私は空き時間を活用して、モンテッソーリ教育で取り入れられている「モビール」を自作した(笑)
3)日頃のストレスや不安をこまめに吐き出せる
これも、妻とよく話していることだ。初めての連続で思うようにいかない事ばかりだが、ワンオペ育児の場合、それをすぐに話せる相手がいない。プチストレスも積み重なると、しんどいが、二人体制であればすぐに吐き出すことが出来る。いつでもポジティブな気持ちで子どもに接することができるというわけだ。
4)子どもの些細な成長を見守れる
仕事をしていると、子どもの起きている時間に子どもと接する時間が限られる。少し残業して帰りが20時過ぎになれば、もう子どもは寝る時間だ。でも育休を取得していれば、うつ伏せ練習で少しだけ頭が持ち上げられるようになった、とか、ここ数日よりよく笑うようになった、とか些細な変化を見守ることができる。
5)ママ復職後のワンオペ育児の不安が薄まる
我が家の場合は、妻と私で休日が異なるので、将来的にワンオペでの育児が予想される。これも、事前に育休を利用して一通りの育児を行っておくことで不安なく対応できるのではないかと思っている。
3.最後に
今回はパパが育休を取得してみて感じたことをまとめてみた。収入についての不安はあるものの、上記したようなメリットも大きく、日々楽しみながら過ごせている。
これまでの世の中と比べれば、パパも育休を取得しやすい世の中になってきたとは思うが、これからももっと多くの人が、育休を取得できる世の中になれば良いと思う。