【風景写真#4】羊群原の朝
これまでに撮影した写真を少しずつ載せていこうと思います。
現在は育児奮闘中なので、過去に撮影した写真の中からできるだけ季節感を合わせて載せていけたらなと思っています。
いつかは撮影記みたいなものも書いてみたいなと思います。
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羊群原の朝
ISO:100、F値:13、シャッタースピード:1/100秒
カメラ:Nikon D5300
レンズ:Nikkor 10-20mm f4.5-6.3 DX (撮影時: 20㎜)
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この写真は福岡県の平尾台で2019年の1月に撮影した写真です。風景写真にハマる前、D5300で撮影した写真ですが今でも個人的に大好きな写真の一枚です。
石灰岩が雨で溶食され、まるで羊の群れのような状態で地表に現れています。向かって右奥から朝日が差しこんだため、羊群原の石灰岩の立体感が強調できる写真を撮ることができました。
地形について
石灰岩が侵食されてできたカルスト地形です。山口県の秋吉台が有名ですよね。
下の画像中央の台地(凸凹部分)が平尾台です。下の「地質について」で簡単に触れていますが、この石灰岩の起源は3億年前のサンゴ礁と考えられています。
また、この台地上のなだらかな起伏はサンゴ礁があった当時の地形をある程度反映していると考えられています。3億年前の海底を想像するとロマンがあります(私だけ?)。
カシミール3Dを使って作成(https://www.kashmir3d.com/)
地質について
この石灰岩の起源は3億年ほど前の「サンゴ礁」で、南の温暖な海底からプレート移動でこの場所にたどり着きました。サンゴ礁が石灰岩になるには、サンゴ礁が堆積し押し固められたあと(→堆積岩)、変成作用を受ける必要があります。平尾台の場合は、9000万年前のマグマ貫入が原因で石灰岩に変成したそうです。
風景写真を、写真撮影地の背景とともに振り返ると楽しいです。